魚醤の販路拡大へ ニューヨークの展示会に参加 海洋高2年大矢海斗君

ニューヨークで行われた展示会に参加した海洋高2年の大矢君。現地のレストランバイヤーらにサケと甘エビ魚醤を紹介した(能水商店提供)

 県立海洋高で開発されたサケの魚醤(ぎょしょう)「最後の一滴」の販路拡大を目指して、同校生徒がニューヨークで行われた展示会「Japanese Food and Restaurant Expo」に参加した。

文部科学省委託のマイスター・ハイスクール事業の一環で、同校と連携する同市能生の株式会社能水商店(松本将史代表取締役=マイスター・ハイスクールCEO)の企業実習として実施。参加した生徒は食品科学コース2年の大矢海斗君(東京都出身)。食品研究部にも所属して魚醤製造や販売に携わっており、英会話学習と実習経験を生かして臨んだ。

展示会は15日に開かれ、レストラン向け業務用ボトルで米国に出荷しているサケと甘エビの魚醤を並べた。作成した英語版チラシも活用して紹介し、だしやドレッシングなどの試食を用意して勧めた。

シェフや仕入れ担当ら約2000人が来場。日本の高校生が開発した商品と知って「素晴らしい」と反響があり、「臭みがなくうまみがある」と好評の声が寄せられたという。

大矢君は「英語で全て伝えるのは難しかったけど、親身に聞いてくれて何とか伝わった。手応えがあった」と自信につなげた。

記事参照元:上越タイムス電子版

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