窓口で現金を扱わない店舗 第四北越銀行板倉支店が上越市板倉区総合事務所内に移転

第四北越銀行板倉支店が2023年11月6日、新潟県上越市板倉区針の板倉区総合事務所、板倉コミュニティプラザ内に移転し、営業を開始した。金融と行政のサービスがワンストップで受けられるようになったほか、窓口では現金を扱わずにATMを介して取り引きする同行初の「セミセルフ型」が導入された。

板倉コミュニティプラザ内に移転した第四北越銀行板倉支店

同支店は1947年に板倉区針の新井柿崎線沿いで営業を開始し、1976年に店舗を建て替えた。利便性の向上や建物の老朽化を踏まえ移転を検討してきた。同市施設に金融機関店舗が入るのは同支店のほか、木田第一庁舎に同行上越市役所出張所、大潟コミュニティプラザに八十二銀行潟町支店、名立区総合事務所に上越信用金庫名立支店などがある。

移転先はコミュニティプラザ1階の総合事務所向かいで、会議室として使われていたスペースを改装した。面積は約65平方mで、各種手続きや相談ができる窓口、ATM1台、個別の相談スペース兼会議室を備える。またコミュニティプラザ入り口近くのふれあいサロン内にはキャッシュサービスのATM2台を設置した。

総合事務所窓口と向かい合う
個別の相談スペース兼会議室
ふれあいサロン内にはATM2台を設置

キャッシュレス化に伴い、窓口での現金の取り扱いを原則廃止とし、現金での振り込みや支払いはATMで行う。必要に応じて行員が操作をサポートする。個人の普通預金口座開設など各種手続きはタブレットで受け付ける。ペーパーレスとなり、書類記入の負担軽減や店頭待ち時間の短縮を図る。資産運用やローン、相続についての相談には、テレビ会議システムで同行本部の専門行員が応じる。

業務の効率化により、2階建てだった旧店舗に比べ面積は半分以下、行員も6人から3人とコンパクトな店舗設計を実現した。同日の移転開店式で同行の高橋信専務は「IT、デジタル技術を生かし、店舗人数は少人数になるが、今まで以上にサービスを充実させた」とピーアール。将来的な行政との連携強化やセミセルフ型店舗の展開を見据え、「まずは板倉支店をモデルケースとして成功させたい」と語った。

移転開店式であいさつする高橋専務(右から3人目)

窓口の営業は平日の午前9時〜午後3時で、午前11時30分〜午後0時30分は昼時間のため休業となる。ふれあいサロン内のATMは平日は午前8時45分〜午後7時、土曜は午前9時〜午後7時、日曜、祝日は休業。

問い合わせは同支店0255-78-2411。各種相談は事前予約優先で、申し込みは電話のほかウェブからもできる。

www.dhbk.co.jp

記事参照元:上越タウンジャーナル

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