プライベートサウナ完備のコテージ型ホテル 妙高市の道の駅あらい東側に2024年4月オープン
新潟県妙高市長森の道の駅あらい東側エリアの隣接地に2024年4月28日、全9棟コテージタイプのロードサイドホテル「HOTEL SOBOKU(ソボク)」がオープンする。全棟にプライベートサウナを完備し、テラスで地元食材のバーベキューができるプライベート感を重視したホテルで、交通の便の良さも生かし、ウィンタースポーツやマリンスポーツ、トレッキングなどオールシーズンでアウトドアなどを楽しむ家族やグループの利用を想定している。
ホテルを運営するのは糸魚川市の広告代理店「アド・クリーク」(歌川多喜司代表取締役)で、宿泊業に新規参入する。同社は1982年に創業し、広告、印刷関連を業務としてきたが、データやデジタル技術の活用で業務や組織を変革するDX(デジタルトランスフォーメーション)が進み、広告や印刷関連業務が下降していく中、新たな経営の柱として宿泊業を選んだ。コロナ禍明けの旅行需要を見込み、約7000平方mの用地を購入して3年がかりでプロジェクトを進めてきたという。
コロナ禍を経て、家族や友人とプライベート空間で語り、リラックスする空間、時間、サービスの提供をホテルのコンセプトに位置付けている。ホテル名のSOBOKU(ソボク)は「素朴な幸せ」からネーミングした。
駐車場付きのコテージは1棟の床面積が57平方mあり、寝室、テラス、個室型サウナ、浴室、トイレがある。テラスは屋根と大きな窓が付いた開放的なリビングダイニングで、キッチンがあり長期滞在も可能。サウナヒーターは世界シェア1位のフィンランドのハルビア社製、バーベキューグリルはアメリカで人気のウェーバー社の最新電気グリルを設置する。テラスにはAndroidTV搭載のスマートプロジェクターもある。チェックインは非対面型のセルフチェックインシステムを採用する。
コテージはワイドダブルベッド2台のタイプと、セミダブル2段ベッドが2台あるタイプの2種類があり、いずれも簡易ベッド1台が追加でき、最大5人まで宿泊できる。宿泊料金は素泊まりで1万5000円〜2万円(朝食無料)を予定している。
同社の歌川創志企画開発室長は、「地域に根ざした広告代理店が運営するからこそ、地域の情報が入手でき、さまざまなアクティビティに紐付けすることもできる。地域とのコミュニケーションの中心となる宿泊施設を目指したい」と話している。2024年1月13日からは、先行予約の宿泊券などをリターンにしたクラウドファンディングを開始する。
隣接する道の駅あらいの東側エリアは、今年4月にアウトドアブランド「mont-bell(モンベル)」の商品や厳選した地元農産物を販売する「フィールド妙高」と「食堂みょうこう」がオープンし、来年春には大手喫茶店チェーン「コメダ珈琲店」が出店する。
▽「HOTEL SOBOKU」インスタグラム
記事参照元:上越タウンジャーナル