2025年度閉院の新潟労災病院・歯科口腔外科の機能移行進める 上越地域医療センター病院で歯科医師、看護師受け入れへ
新潟県上越地域の医療再編計画について、上越市の中川幹太市長は12月26日、2025年度中に閉院する新潟労災病院(東雲町1)の歯科医師、看護師を市立上越地域医療センター病院(南高田町)で受け入れ、歯科口腔(こうくう)外科の機能移行を進めることを定例記者会見で明らかにした。
市長は「基本的には新潟労災の歯科医師、看護師に来ていただくことで話がまとまっている」と説明。小林元・健康福祉部長は、機能移行のため手術室の改修などを想定している一方、建て替えが決まっていることから「できる限り少ない費用で行いたい。労災病院の閉院に間に合うよう予算措置したい」と補足した。
市はセンター病院建て替えの基本計画を2023年度中に見直すとしていたが、市長は「医療構想の全体の話がある程度まとまってこないとセンター病院の役割も分からない」とし、24年度にずれ込む見通しを示した。
記事参照元:新潟日報デジタルプラス