高鳥修一氏が県連会長辞任を表明 自民派閥の政治資金パーティー問題
自民党派閥の政治資金規正法違反事件を巡り、清和政策研究会(安倍派)の高鳥修一衆議院議員(比例北陸信越ブロック)は2024年2月7日、新潟県上越市内で記者会見を開き、派閥から還流された政治資金を収支報告書に記載していなかったことの道義的責任として、自民党県連会長を辞任することを明らかにした。
記者会見した高鳥氏は「県連会長の職を辞して県民におわびする。今後は一議員として一から出直したい。混乱とご迷惑をおかけした」と頭を下げた。派閥については「解散、自然消滅ではなく、けじめとして退会する」とした。
政治資金を巡る今回の一連の問題について「そもそも原因を作った(派閥)幹部が正直に説明していないし、責任も取っていない」と安倍派幹部への憤りを口にした。
高鳥氏の資金管理団体「東京修友会」は、2022年までの5年間に派閥から合計544万円の還流があったが記載していなかったとして、先月政治資金収支報告書を訂正していた。還流された544万円のうち、247万円を事務所の経費や人件費にあてたが、残りは使っておらず、私的流用などもないとしている。
記事参照元:上越タウンジャーナル