【動画】進退明言せず 差別発言などで辞職勧告受けた中川上越市長会見 来月お盆明けめどに表明

高卒者に対する差別的な発言などで市議会から辞職勧告決議を受けた中川幹太上越市長は2024年7月24日の定例記者会見で、職責を全うしたいという気持ちをにじませつつ、進退を含む今後の対応について「時期をみて考えを説明したい」と明言しなかった。表明の時期については8月のお盆明け後、市議会9月定例会前をめどにすると述べた。

記者会見する中川市長

中川市長は辞職勧告決議について「非常に重いものと受け止めている」とした上で、「厳しい声をしっかり受け止める一方で、市長としての重責を果たしていかなければならないとの思いもある」と述べた。「辞職を求める声がある一方、続投を望む声も聞いている」「さまざまな状況を加味した上で自分で判断したい」と話した。

市議会は給料5か月分全額カットする市長自身への処分案を全会一致で否決している。中川市長は「新たに減給案を提案することは現状では難しい」とした上で、自身への処分について「何かできることはないか考えている」と述べた。

6月の差別発言の市政への影響については「公務を含めて影響が生じていないとは言えない」との認識を示したが、今後については「与えられた公務にしっかり対応していきたい」と述べた。ただ、8月に予定していたオーストラリア訪問については副市長を派遣することに変更した。「議会の審議結果などを重く受け止めた」「今の状況では行く状況にはないと思っている」などと説明した。

市内では23日に高田、直江津の祇園祭が始まり、来月には謙信公祭がある。「お祭りについてはやはり私自身が出てあいさつはしなければいけない」と自身が参加する意向を示した。「ご迷惑をかけた方がたくさんいるので、そういった方々に私からお話しなければならない」と説明した。


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記事参照元:上越タウンジャーナル