業務のデジタル化へ足並みそろえ☆ 新潟県の上越信用金庫が地元IT企業団体とDX推進で包括連携

新潟県上越市の上越信用金庫は市内のIT企業でつくるNPO法人・上越地域活性化機構と包括連携協定を結んだ。デジタル技術で業務を変革するデジタルトランスフォーメーション(DX)を地元企業で推進するため、上越信金の顧客とIT企業を仲介するほか、セミナー開催などに取り組む。

上越信金の顧客にはDX化を課題とする中小企業が多い。協定により顧客と機構をつなぎ、DXによる収益アップや業務効率化を後押しする。機構に加盟するIT企業がデジタル技術導入の実務を担う。

DXがテーマのセミナーも計画する。信金側から顧客に的確な提案ができるよう職員向けの勉強会も行う。

9月6日に締結式があり、上越信金の日馬直一理事長は「デジタルの力を活用し、地域経済の活性化につなげたい」と期待した。機構の徳道茂理事長は「製造現場や営業活動など、幅広い分野で導入できるよう協力していく」と話した。

記事参照元:新潟日報デジタルプラス