上越市展開幕 14日まで2会場 表現生き生きと 8~95歳の279人出品

開場と同時に入賞者や一般市民が続々と入場。作品を鑑賞した(高田城址公園オーレンプラザ)

第53回上越市美術展覧会(上越市展)が6日、高田城址公園オーレンプラザ(同市本城町)とミュゼ雪小町(同市本町5)の2会場で開幕した。14日まで。市民の生き生きとした表現が会場を彩っている。開場時間は午前10時から午後6時(最終日は同4時)まで。

8歳から95歳まで、279人が333点を出品。うち312点が入選し、無鑑査作品56点と共に展示されている。会場は「日本画」「洋画・版画」「彫刻・立体造形」「工芸・グラフィックデザイン」部門がオーレンプラザ、「書道」「写真」部門がミュゼ雪小町。

初日はオーレンプラザで開場式と表彰式が行われた。市展賞4人をはじめ入賞者30人に表彰状が贈られ、佳作33人の部門別人数が紹介された。

主催者を代表しあいさつした中川幹太市長は「市民には優れた作品の鑑賞を通して、多様な価値観や感性に触れ、美術や芸術を身近なものとして楽しみ、新たなことを始めるきっかけにしてほしい」と語った。

関係者によるテープカット

全体講評を述べた堀川紀夫運営委員長は「幅広い年齢の皆さんが参加し、感動を共有し、相互に啓発し合うのが市展の良さ」と語り、創作活動の裾野が広がっていくことを願った。

開場式のテープカット後、式典参加者や一般来場者が次々と会場入りし、作品を鑑賞。来場者の一人は「毎年来ている。日頃から仕事をしながら作品作りをされているのがすごい」と話した。

会期中は運営委員による作品鑑賞会を実施。初日は彫刻・立体造形と写真、書道の3部門で行われた。日本画は12日午前11時から、工芸・グラフィックデザインは13日午前11時から、洋画・版画は14日午後2時30分から各展示会場で行われる。

記事参照元:上越タイムス電子版