トキ鉄「雪月花」や貴重な鉄道写真が切手に 10月11日発売 なおえつ鉄道まつりでも販売
新潟県上越市のえちごトキめき鉄道のリゾート列車「雪月花」などの写真をあしらったフレーム切手が2024年10月11日、上越地域の郵便局で発売される。四季折々の自然の中を走る雪月花や、普段は見ることのできない貴重な鉄道写真を切手にし、地域と鉄道の魅力を発信する。
切手の製作は直江津駅前郵便局の村上綾子局長が発案した。同局が2年前、直江津地区で毎年開かれる「なおえつ鉄道まつり」に参加した際、郵便局でも直江津の魅力をアピールできるものを作りたいとトキ鉄に協力を依頼。同社から写真提供を受けて製作した。
フレーム切手は、1シートに110円切手10枚が付いた2種類を販売する。「えちごトキめきリゾート雪月花」では、桜や菜の花、妙高山や日本海など上越地域の四季の風景と競演する雪月花の写真をあしらった。
「えちごトキめき鉄道トキめきコレクション」では、観光急行や蒸気機関車のほか、普段は見られない保守用車両、一般立ち入り不可の場所から撮影された筒石駅の地下ホームや二本木駅のスノーシェッドなど、貴重な写真を切手にした。
8日、直江津D51レールパークで関係者が集まり贈呈式が開かれた。切手を受け取ったトキ鉄の平井隆志社長は「雪月花や観光急行をしっかりピーアールし、地元の皆さんに魅力ある商品が地元にあると思ってもらうことが会社の誇りなので、今回の切手は素晴らしい商品ができたとうれしく思っている」と話した。
日本郵便上越地区連絡会統括局長で浦川原郵便局の本山司局長は「鉄道は地域と地域、人と人を結ぶもので、郵便局も地域を盛り上げたい思いは同じ。日本の四季と列車が写る切手が全国、世界に手紙と一緒に運ばれてほしい」とあいさつした。直江津駅前郵便局の村上局長は「なかなか見られない写真をたくさん提供いただきうれしい。全国の皆さんにトキ鉄を知ってもらい、観光に来てもらえたら」と期待した。
切手は各1100シート発行し、上越、糸魚川、妙高各市の全郵便局と十日町の一部計94局で取り扱うほか、15日からは郵便局のネットショップでも販売する。
10月12日なおえつ鉄道まつりでも販売
切手は10月12日に直江津駅などで開かれる「なおえつ鉄道まつり2024」でも販売される。会場は直江津D51レールパークの郵便局ブース。同パークでは運転士体験や運転センターツアーなどさまざまな企画が行われる。入園無料。
また、直江津駅では地元の園児、児童や市民グループによる音楽ステージ、トキ鉄や北越急行ほくほく線、JR信越本線沿線の物産品販売、駅前商店街の互の市広場ではマルシェやボッチャ体験などが行われる。時間は午前10時〜午後4時。
記事参照元:上越タウンジャーナル