うみてらす名立 事業計画など住民説明 指定管理者候補者のBJ  徳安社長「地域を元気に」

上越市の第三セクター持ち株会社、J―ホールディングス(HD)傘下の「うみてらす名立」(名立区)の運営に関する説明会が23日、名立地区公民館で開かれた。公募で令和4年度以降の指定管理者候補者に選定された「BJ」(本社・長野市)の徳安素一郎社長らが出席し、集まった地域住民約40人に事業計画などを伝えた。

集まった地域住民らにあいさつするBJの徳安社長(中央)

 指定管理者の公募には、長野県内で道の駅やキャンプ場などの運営を手掛けるBJと、従来「うみてらす」を管理してきたHD傘下の「ゆめ企画名立」(同区)が応じ、審査会はBJを選定した。市はBJを「うみてらす」の指定管理者として、市議会3月定例会に提案する予定。

 BJはゆめ企画名立の雇用を継続し、HDが保有するゆめ企画名立の全株式を取得する方針を示している。HDが株式譲渡契約の締結を取締役会で決議するのは5月の見込み。株式取得後、ゆめ企画名立はBJの子会社となる予定。

 説明会で示された事業計画によると、「うみてらす名立はまごころテラス」をキャッチフレーズに、「道の駅ランキングベストテン入り」を目指す考え。「見せるディスプレー」などを通じた売り場の改善、SNSを活用した広域的な広報、リピート利用につながる企画などに注力していく。

 市がゆめ企画名立に業務委託している「花立温泉ろばた館」(同区)については、「地域のニーズを反映し、今後の利活用を進める」としている。

 BJの徳安社長は「うみてらす名立を元気にするのは地元の人、すなわちゆめ企画名立の皆さん」と強調。「うみてらす名立という一つの施設をどう使い、名立、さらには上越を元気にしていくか。まずは皆さんと共通認識を持ち、その一つの方向に向かっていきたい」と意気込んだ。

新たな指定管理者候補者にBJが選定された「うみてらす名立」

 ゆめ企画名立の細谷貴雄社長は「運営の考え方、取り組みの方向性は同じ」とした上で、「私たちが今まで取り組んできたことの良いところをさらに伸ばして、足りないところや改善が必要なところはサポートいただき、ノウハウを教えていただきながら進んでいければ」と今後を見据えた。

記事参照元:タイムスLite

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

16 − 5 =