パソコン画面に「ウイルス感染」 上越市60代男性が55万円詐欺被害
上越警察署は2025年2月28日、新潟県上越市に住む60代男性が、パソコンがウイルスに感染したように見せかけ、修理代名目で金銭をだまし取る特殊詐欺(架空料金請求詐欺)被害に遭い、電子マネー55万円分をだまし取られたと発表した。
同署によると1月21日昼頃、男性が職場で自身のパソコンを使い、インターネットでメールを確認中、画面上に「このパソコンはウイルスに感染しました」と表示された。記載されていた電話番号に連絡したところ、片言の日本語を話し、実在するソフトウェア企業をかたる男から「遠隔操作で直す。修理代と5年間のサポート代で5万円が必要」と電子マネーの購入を求められ、男性はコンビニエンスストアで5万円分を購入した。
電子マネーのコード番号をパソコン画面に入力したが、「入力した番号が間違っている」と繰り返し購入を要求されたほか、「詐欺ではないので信じてほしい。修理代やサポート代以外でかかった費用は返金するが、海外からになるので、最低30万円がかかる。これまでのコード番号の分を引いて15万円が必要」などと言われ、合計55万円分をだまし取られた。
男性は支払金額が多すぎるため不審に思い、インターネットで調べたところ、同様の詐欺被害があることを知り、被害に気付いた。
記事参照元:上越タウンジャーナル