〈直江津全力取材〉アトリエ・ドレメ 11、12日に〝復活展〟 うみまちアートから刺激受け
直江津の街中にあった旧直江津ドレスメーカー女学院の空き家を拠点にかつて創作活動をしていた6人が、開会中の「なおえつ うみまちアート」にちなみ11、12の両日、安国寺通りの会場で〝復活展〟を開くことになった。
女学院は略称「ドレメ」と呼ばれ、スーパーサトクとともに地元に親しまれていた。6人が創作活動をしていたのは、33年前の昭和63年秋から。古いながらすてきな洋館に吸い寄せられるように集結。「アトリエ・ドレメ」というグループが誕生することに。メンバーは仕事を終えると集まっては語り、飲み、音楽を聴きながら感性を刺激し合い、磨き合った。スペースを共有しても作風や手法は独自。やがて活動の場は野外や地域に広がり、商業施設でのグループ展、地域祭でのブース出展などに発展し、河川敷キャンプやビーチ朝食会などを楽しんだりしてきた。
老朽化したドレメの建物は平成22年に取り壊され、集まる場がなくなったが、年月の隙間を埋めるように気持ちをつなぎ、今回の復活展になった。
復活展の実現について「ドレメはトキワ荘みたいだった。開会中のうみまちアートに大いに刺激され、絡みたくて」とメンバーの一人。インフォメーションセンターでリレー作品展の最初を担った石田賢一郎さんもメンバー。「何が集まるのか分からない。みんな楽しく張り切っている。お楽しみに」と誘っている。
復活展は11、12の両日午前10時から午後5時まで、上越市西本町1―13-1、安国寺通り小林たばこ店隣の特設会場で。
記事参照元:タイムスLite