〈上越市長選〉直ちにコロナ対策補正 プログラミング一貫校設置 野澤氏政策発表
今秋の上越市長選(10月24日告示、31日投開票)に出馬を表明している元同市副市長、野澤朗氏(64)は16日、同市新光町1の事務所で選挙に向け政策を発表した。「さぁ 進もう。新しい上越市へ」をキャッチフレーズに、新型コロナウイルス対策で10億円規模の補正予算編成など各種施策を示した。
10億円規模のコロナ対策補正については、「私を(市長に)就任させていただければ、12月議会で直ちに組みたい」と強調。ワクチンの確実な接種、自主的なPCR検査の支援、学校でのクラスター(感染者集団)発生防止に向けた設備の整備などの他、家庭向けや事業者向け支援などを盛り込む考え。
この他、プログラミング小中一貫校設置など「学びは世界へ 人の未来へ」、10億円を目標額とするふるさと納税など「まちの魅力発信と財源確保」、アクティブスポーツ振興など「まちを魅せる まちを楽しむ」、中心市街地のリ・デザイン(最適化)など「ひと中心の歩いて暮らせる街づくり」を施策の柱に挙げた。
東京電力柏崎刈羽原発の再稼働の是非については「今の状況では、議論の前段階。(東電には)まず、信頼できる組織になっていただきたい」とした。
主な政策は次の通り。
○「上越方式」によりワクチン接種希望者へ確実な接種推進
○市販キット配布など自主的なPCR検査支援
○教室内の換気機能向上、手洗い所の自動水洗化など小中学校の設備整備
○経済的に困窮している家庭の支援
○飲食、宿泊業支援の新たな制度創設
○新型コロナ関連における人権を守る施策
○「特認校制度」を使った「プログラミング小中一貫校」設置
○ふるさと納税返礼品開発、新販路拡大
○サーフィン・スノーボード、スケートボードの「スリーS」が楽しめる上越市に
○中心市街地のリ・デザイン(最適化)
記事参照元:タイムスLite