グリーンファーム清里 コメ900キロ無償提供 県外の「こども食堂」へ

清里区の農業会社、グリーンファーム清里は、コロナ禍で販売先を失ったコシヒカリ900キロを、青森、千葉、東京のこども食堂運営団体などに寄付することにした。

◇千葉県から引き取り来訪

 このうち19日、千葉県流山市のこども食堂運営者が訪れ、300キロを持ち帰った。残る600キロは妙高市のNPO法人、はねうまネットワーク(東智隆代表理事)を通じて青森、東京の団体に送る予定。

グリーンファーム清里の保坂さん(右)が佐々木さんに米を手渡す。「新潟産コシヒカリなので味は申し分ないはず」と説明した

 グリーンファームは米穀店の他、中食・外食向けの販路を有する。しかし昨年からのコロナ禍で販売量が減少、行き場を失ったコメの取り扱いは課題だった。相談を受けた区内の住民が、学生時代の友人で流山市でこども食堂を運営する佐々木貴史さん(43)を紹介。300キロを寄付することになった。

 流山市は人口約20万人。東京都内からの移住などで人口が増加しており、共働き夫婦の子どもや単身居住の高齢者が食堂を利用するという。こども食堂向けのコメは不足しており、供給先を募ったところ、瞬く間に300キロの行き先が決まり、同市内に14カ所あるこども食堂に供給される。佐々木さんは「本当にありがたい」と感謝していた。

 グリーンファームの保坂亮介さんは「昨年産だが、れっきとした新潟産コシヒカリ。おいしく食べてもらえるはず」と話した。

記事参照元:タイムスLite

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