異業種6人 上越発の服飾ブランド 「dot4040」 地元愛、デザインに

新潟県上越市在住の異業種の6人が服飾ブランドを立ち上げた。地元の米と海の波から着想を得たドットやボーダー柄のデザインが特徴で、ブランド名は「dot4040(ディーオーティーヨンゼロヨンゼロ)」。上越発のブランドとして浸透を狙う。

 ブランドを設立したのは、新潟日報販売店NIC百間町兼セレクトショップ経営の滝本篤透(あつし)さん(49)、セレクトショップ経営の滝沢涼介さん(47)、デザイナーの猪島庸輔さん(47)、保険代理業の髙木安博さん(46)、美容サロン経営の渡邉真紀さん(38)、ホテル業の渡辺璃奈さん(27)。「家族で楽しめるカジュアルファッション」をコンセプトに男女兼用のTシャツ、パーカ、子ども用とペット用のTシャツを販売している。

 昨年春、オリジナル品の製作を模索していた滝沢さんと手作り服を販売していた渡邉さんが、髙木さんを介して知り合い意気投合。「ウイルス禍の中、何か面白いことができないか」といった考えを共通項に仲間の輪が広がった。

 別々に働いているため「まず集まることが難しい」と渡邉さん。それでも仕事の合間を縫い、昨年秋から2週に一度ほどのペースで集まった。ブランドロゴや製品の種類、一部業務の発注先について議論を重ね、今年2月に発売へとこぎ着けた。

 製品にはそれぞれの特技や視点が生きる。猪島さんがデザインを手掛け、渡邉さんが服のブランドロゴが入ったタグ付けを担う。滝沢さんはブランドの公式サイトを運営。ペット用Tシャツの製作は、自宅で犬を飼うメンバーのアイデアだった。

 先月下旬はメンバーのうち4人が集まり、今月下旬の発表を目指した長袖Tシャツのデザインを検討した。「シンプルな方が手に取りやすい」「小さいロゴがはやっている」などと意見を出し合っていた。

 プリントやタグに刺しゅうを施す作業を含め市内の業者で賄うことから「地産地消のブランドとして認知されていけばいい」と滝本さん。渡邉さんは「まずは地元の人に知ってもらい、愛されたい」と語った。

 大人用のTシャツは4400、4950円、パーカは9900円。公式サイトと滝沢さんの経営する上越市中央5の「ケミカルコンビネーション」で販売している。

 詳細はインターネットで「dot4040」と検索。問い合わせはケミカルコンビネーション、025(520)9932。

記事参照元:新潟日報

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