直江津港沖でボート2隻が衝突 自力で港に戻る
上越海上保安署によると2022年5月24日午後3時前、新潟県上越市の直江津港沖でプレジャーモーターボート2隻が衝突し、乗員から118番通報があった。2隻は自力で港に戻ったが、乗員計5人のうち2人が病院に搬送され、1人は左肋骨を骨折する重傷を負った。
衝突したのは、同市柿崎区の男性会社員(59)と同市下門前の男性会社員(37)の2人が乗っていた長さ約5.7m、幅約2mのボート「リベンジ」と、長野県信濃町の自営業男性(61)、群馬県太田市の無職男性(70)、埼玉県鴻巣市の無職男性(66)の3人が乗っていた長さ約3.6m、幅約1.5mのボート「フライングサブ」。直江津港沖防波堤北灯台から北東2km付近の海上で、フライングサブがいかりを下ろして釣りをしていたところ、魚群探知機を見ながら速力7ノットで航行していたリベンジが気が付かずに衝突した。フライングサブの船内に海水が入ったことから、リベンジの乗員が通報し救助要請した。
上越市漁協所属漁船が出動したが、船内に入った水をくみ出すことができたため、2隻は自力で港に戻った。フライングサブの無職男性2人が胸やひざの痛みを訴えたため病院に救急搬送され、群馬県の男性が左肋骨1本を骨折する重傷、埼玉県の男性が左ひざ打撲などの軽傷。2隻とも船体に擦過傷などの損傷を負った。
当時の天候は晴れており、北東の風3m、うねり北0.5m、視程は良好だった。衝突原因などは調査中。
記事参照元:上越タウンジャーナル