妙高市長森の競輪場外車券売り場「サテライト妙高」本年度末で閉鎖

新潟県妙高市は2022年6月21日、運営収支の改善が見込めないとして、同市長森の競輪場外車券売り場「サテライト妙高」を本年度末で閉鎖することを明らかにした。同施設は車券売り上げの減少で、今年4月から休止していた。

2023年3月末で閉鎖される「サテライト妙高」

同日開かれた妙高市議会全員協議会で市が説明した。同市によると、2005年にオープンしたサテライト妙高は、ピークの2008年には約19億6000万円の売り上げがあったが、年々減少。インターネット投票の普及や新型コロナウイルスの影響などで2020年の売り上げは約6億5000万円にまで減り、売り上げの約17%に当たる運営収入より人件費などの経費が上回る赤字運営に転落した。2021年の売り上げも約5億4000万円にとどまったことから、4月1日から車券販売を休止していた。再開しても2023年は7800万円の赤字となる見込みという。

サテライト妙高は、妙高市が設置し、同市と競輪場のある東京都立川市、競輪を統括する公益財団法人JKA東日本地区本部でつくる協議会の運営で、全国の競輪レースの車券を販売していた。6月1日の書面開催による協議会の臨時会で、「収支の改善が見込めず、再開のめどが立たない」として、来年3月31日での閉鎖を決定した。

全協で入村明市長は閉鎖後の施設の活用について、「二つの考えの中で検討しており、近いうちに報告できるように努める」と述べた。

記事参照元:上越タウンジャーナル

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