三井企画株式会社(新潟県上越市)が新潟県上越市内に大規模なソーラー温室「バイオシェルター2.0」を構築する構想を発表
三井企画株式会社(新潟県上越市)は、新潟県上越市内に大規模なソーラー温室「バイオシェルター2.0」を構築する構想を明らかにした。これらのバイオエコノミー事業を執行するグループ会社として、三井デジタルバイオサイエンス株式会社、三井通商産業株式会社をただちに設立し、東京にも事務所を開設する。24日、新潟県妙高市内で同社が開いた会合で発表された。
具体的な構想としては、上越市内の交通の便の良い場所に、東京ドーム(建築面積1万4,217坪)クラスの巨大な地上型準閉鎖式のバイオシェルター2.0を建設し、地球の環境変化のいかんに関わらず、持続可能性を確保できる生態系を構築する。突発的な災害の備えをするという狙いもある。
また、内部に農地などのほかに、市街地も建設する。市街地には長野県軽井沢型のアウトレットショッピングモールなどもある「バイオエコミーパーク上越」として、観光地化を図るという。さらに、山間部には、完全閉鎖型に近い研究用バイオシェルター2.0を建設する。
すでに新潟県長岡市が内閣府の「地域バイオコミニティ」に認定されているが、今後は上越地域も認定されることを目指し、三井企画が上越市に働きかけていく方針だ。
なお、運営主体は三井企画などだが、関連主体として、国立研究開発法人理化学研究所、東京大学大学院などがある。
三井企画の三井慶昭代表取締役は「突発的な災害に備え、食料不足にならないようにバイオシェルターを作る。上越からバイオエコノミーを発信する」と話している。
記事参照元:NIIKEI