高校バレー県予選決勝 上越勢対決 上総6年ぶり春高 関根学園 初進出で準V

 第75回全日本バレーボール高校選手権(春高バレー)県予選男女決勝が3日、新潟市東総合スポーツセンターで行われた。男子は大会初の上越勢決勝となり、上越総合技術が関根学園に3―1で勝ち、6年ぶり18度目(前身の高田工時代を含む)の優勝を果たした。男子では初めて決勝に進出した関根学園は初優勝ならなかった。女子は新潟中央が制した。男女の優勝校は来年1月4~8日、東京体育館で行われる全国大会に出場する。

男子決勝、第4セットで最後の得点を決め、優勝の歓喜を爆発させる太田汰一主将(中央手前)ら上越総合技術メンバー

 上越総合技術は磨いてきた、威力のあるサーブで流れを引き寄せた。ゲームキャプテンの太田汰一(3年)、サウスポー神戸開(同)、エース松木太一(2年)の3選手が時速100キロを超えるジャンプサーブを連発。他の選手のサーブも効果的で相手の守備を崩して攻撃を展開し、リズムをつくった。
「サーブが走ったことが勝因」と話す就任5年目の松木知寿監督(48)は、「優秀な選手たちを預かって、ようやく優勝できた。最高です」と感慨深げに話した。

決勝は上越勢対決となり、小学生の頃から対戦を重ね、中学生の時にヤングバレーのチームで一緒に練習してきた選手が多い。9月の全国ヤングクラブ優勝大会の男子19歳以下で初優勝に輝いた「上越クラブ」の主力同士でもある。
その時も主将を務めた太田選手は「お互いに準決勝で県総体決勝チームを破って、こうして最後に対戦できて良かった」と思いを込めた。敗れた関根学園の吉越寿輝斗主将(3年)も「昔から戦ったり、一緒にやってきたので絶対に勝ちたかったが、最後に試合ができて楽しかった」と話し、「上越総合技術には一戦一戦頑張ってきてほしい」と全国大会へエールを送った。

第1セット、関根学園の赤塚結選手(中央左)が上越総合技術のブロックをかわし、スパイクを決める。
随所に持ち前のコンビバレーを展開した

記事参照元:タイムスLite

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