桜の高田城で交流再び 加賀「参勤交代うぉーく」 今春バスツアー
上越市民も受け入れ準備 参加者募る
二〇一九年夏に東京−加賀市を歩いた「加州大聖寺藩参勤交代うぉーく」(北陸中日新聞後援)の参加者有志の会は、四月八日に新潟県上越市を訪問する「高田城百万人観桜会バスツアー」を企画した。イベントをきっかけに両市に生まれた交流の輪を広げようと、参加者を募っている。 (小室亜希子)
参勤交代うぉーくは加賀聖城高校(夜間定時制)の発案で企画され、広く参加者を募って、東京・日本橋から大聖寺まで五百四十キロを十四日間かけてリレー形式で完歩した。上越市は七日目に入り、歓迎セレモニーには市民ら約二百人が集まり、花角英世知事があいさつするなど、熱烈なもてなしを受けた。
その後、上越市の関係者が加賀市を訪問するなど交流が始まり、加賀市側も「日本三大夜桜」の一つとされる高田城址(じょうし)公園の桜見物バスツアーを企画したが、新型コロナ禍で三年連続の中止に。今回ようやく実現の見通しが立ち、上越市側も市民組織を立ち上げて受け入れに向けた準備を進めている。
四月八日は午前八時四十五分に加賀市役所前を出発し、昼過ぎに高田城址公園に到着。交流会で加賀市内の高校三校による吹奏楽部の演奏や大東文化大応援団による演舞などを予定。加賀市の特産品販売やコミュニティーFM番組の生中継などもある。午後八時半ごろに加賀市に到着予定。
バスツアーは、参勤交代うぉーくの参加者以外でも申し込める。一人五千円。定員四十人に達し次第、締め切る。(問)参勤交代うぉーく参加者有志の会(加賀聖城高校内・小谷邦博さん)0761(72)0297
記事参照元:中日新聞