奨学金の返済を助成、若者のUターン促進 新潟上越市が制度新設、24年度開始目指す

新潟県上越市は、大学や専門学校などへの進学で市外に出た若者のUターンを促すため、借りた奨学金に対する返済の助成制度を新設する。最長5年間で総額100万円を上限に支給する。2024年度からの支給に向け、23年度は制度設計と希望者の募集をする。

対象は、上越市に通算3年以上居住し、申請時点で住民登録をしている30歳以下の人。日本学生支援機構などの団体や行政が貸与する奨学金であれば、利子も助成の対象に算入する。申し込みの際、奨学金の返済証明などを添付する。

今年5月以降、24年度に助成を希望する人の申し込みを受け付ける予定。前年度に返済した額の3分の2に当たる額(上限20万円)を支給する。助成は最長5年間で、毎年手続きする必要がある。税を滞納している人や公務員は対象外。

23年度当初予算案では、周知チラシの配布をはじめとした関連予算8万円を盛った。市企画政策課は「応募の状況を踏まえ、24年度の事業予算を組みたい」としている。

記事参照元:新潟日報デジタルプラス

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

2 × 1 =