京アニ制作の弓道アニメ「ツルネ」に上越市の謙信公武道館登場
2023年1月からテレビ放映とネット配信が行われている、高校弓道部の青春群像を描いた京都アニメーション(京都府宇治市)制作のテレビアニメ「ツルネ ―つながりの一射―」に、新潟県上越市戸野目古新田の県立武道館「謙信公武道館」が登場している。
同作品は、綾野ことこのライトノベル「ツルネ ―風舞高校弓道部―」のテレビアニメ2期目作品で、1期目は2018年から2019年にかけてNHK総合で放映されたほか、2022年8月にはアニメ映画も公開された。
タイトルの「ツルネ(弦音)」とは、矢を放つときに弓の弦が鳴る音のこと。物語は、主人公の鳴宮湊ら風舞高校弓道部5人が、試練を乗り越えながら絆を深め、県大会優勝を目指す。テレビアニメ2期目の「つながりの―」は県大会優勝の快挙を成し遂げた5人が、全国大会に向けもがきながら「弓の道」を歩む姿を描いている。
謙信公武道館は3月17日から順次放映・配信された第11話から、全国大会の会場として登場。アニメの中では同館とは紹介されていないが、大道場での試合シーンはもちろん、同館前の芝生広場に立つ上杉謙信像や1階入り口の「上越の間」、「謙信公武道館」と揮毫(きごう)された正面入口の大看板などが、京アニならではの作画で忠実に描かれている。
木村正哉館長(36)によると、同館の様子は、2021年に同館で開催された北信越インターハイの弓道競技の動画を参考にしているという。ネット上にはアニメの舞台となっている長野県の各地を“聖地”として巡る写真や動画が多数投稿されており、木村館長は「弓道や謙信公武道館に興味を持つ人が増えて、聖地になってくれれば」と話していた。
ストーリーは全国大会が続いており、24日から随時放映・配信される最終回でも同館は登場すると思われる。テレビ放映は、本県ではBSデジタル放送のBS11で視聴可能。ネット配信はTVer、ABEMA、Amazon Prime Video、GYAO!、Netflixなど18の動画配信サービスで配信されている。詳細はこちら。
記事参照元:上越タウンジャーナル