「クジラ推し」で提供 富寿しグループ 上越や長野の店舗で握りずしや刺身

 富寿しグループ(本社・上越市南本町3)は5月31日まで上越、長野の一部店舗で、クジラを使った握りずしや刺身を提供する。付加価値の高いメニューで飲食需要を喚起する考えだ。

クジラの赤身の刺身
クジラの赤身の握り

 素材は商業捕鯨を手掛ける共同船舶(本社・東京都)が捕獲したものを調達。「鯨赤身握り」(1貫、税込み220円)は「握りたてをすぐに食べるのがおいしい食べ方」(高田駅前店の青山和真店長)。すっきりとした香りとうま味が口の中に広がる。「鯨赤身の刺身」(同770円)は癖がなく、うま味を十分に味わえる。
高田駅前店限定で、希少・高級部位で知られる「尾の身」の刺身や「ナガスクジラの畝須(うねす、下あごから腹にかけての部分)のしゃぶしゃぶ」も用意。クジラ汁とはひと味違うクジラの味を楽しむことができる。
取扱店は高田駅前店、直江津店、南本町店、春日亭、廻鮮富寿し極みや上越中央店、廻鮮富寿し上越みなと店、長野駅前店、松本店。恩田浩司仕入部長は「想定を上回る売れ行きで驚いている。仕入れやメニューの開発状況を見ながら、提供店舗を増やしたい」としている。

記事参照元:タイムスLite

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