「まちなか居住推進地区」に2町内会が認定 雁木町家生かしたまちづくり

雁木町家でずっと暮らしたい!

上越市の大町5丁目と南本町3丁目の2つの町内会が、このほど市の「まちなか居住推進地区」に認定されました。これにより、雁木町家の修繕や空き家の利活用に市から補助金を受けることができ、まちづくりの活性化が期待されます。

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「まちなか居住推進地区」に認定されたのは大町5丁目と南本町3丁目の2つの町内会です。

この事業は高田・直江津地区の人口減少が進んでいる地域を対象に、今後も住民が暮らすことができるようなまちづくりを進めるものです。認定制度を受けるには、めざすまちづくりの方針や5か年計画、さらに町内会としての総意を示す必要があります。

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両町内会ともに、まちづくりのカギとなるのが「雁木」です。新潟大学の調査によりますと、大町5丁目にはおよそ663メートル、南本町3丁目には856メートルの雁木があります。

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認定を受けたうち大町5丁目は昨年度、一足早くモデル地区に選ばれていて通称「ど根性雁木」と呼ばれた雁木を補助金で建て替えました。今では町内の新しいシンボルになっています。

大町5丁目町内会 松倉康雄 会長
「今後も歯抜けになっている雁木を埋めていきたい。ことし段取りをして、来年度から建設を始める。そうすれば町の形がまた変わってくるはず」

このほか、江戸時代から続く五ノ辻稲荷神社の秋季大祭「かぼちゃ祭り」や、旧今井染物屋を中心にした町家界隈の保存活動、また10軒ほどある空き家問題にも取り組みたい考えです。

大町5丁目町内会 松倉康雄 会長
「(計画)ベースに、空き家や不在地主にまちづくりの理解を得たい。時間がかかる問題」

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一方、南本町3丁目はこれまで雁木灯やベンチをつくるなどの景観づくりを進めてきました。今回認定を受けたことで、空き家を利活用して集いの場をつくるなど、人のつながりを大切にしたまちづくりを進めたい考えです。

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南本町3丁目町内会 大塚誠 会長
「雁木を中心に、人が集まる場所をつくりたい。今回の認定を機に、(町内の人に)それぞれこういうことをやりたいと思ってほしい」

「まちなか居住推進地区」の認定期間は5年間です。

記事参照元:上越妙高タウン情報

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