関川にハクチョウ1羽 けがして北に帰れず
上越市北城町の関川に1羽のハクチョウがいることをご存知でしょうか? 鳥に詳しい人によりますと、ハクチョウは羽にケガを負っていて北に帰ることができなかったとみられるということで、刺激せずに見守ってほしいと話しています。
ハクチョウがいるのは、上越市北城町の関川です。今週21日(月)、視聴者から「ハクチョウがいる」とJCVに情報が寄せられました。24日(木)も関川の河原で羽を休めている様子が確認できました。
NPO法人新潟ワイルドライフリサーチ 長野康之さん
「種類はオオハクチョウ。右の羽がだらんと下がっているので翼の骨に異常があり、飛べない状態なのが分かる。残念ながら北に渡ることができず、しかたなく上越エリアにとどまっている」
NPO法人新潟ワイルドライフリサーチの長野康之さんによりますと、このハクチョウの健康状態は悪くなさそうということです。
長野康之さん
「十分なエサは取れていて、健康状態は良さそう。もちろん暑いが、鳥は羽毛が光と熱源を反射する。水の中に入って体温を下げることもできる」
上越市都市整備課によりますと、去年3月から高田城址公園で、羽にケガを負いシベリアに帰れなかったハクチョウ1羽を確認しています。今年7月14日には北堀で元気に過ごす様子を確認しましたが、それ以降姿を見ていないということです。
長野さんは、このハクチョウは高田城址公園にいたハクチョウと同じ個体ではないかと話しています。
長野康之さん
「高田城址公園のハクチョウと羽が曲がっている位置がほぼ同じ。同じ固体だと思う。この暑い日本で頑張って生きているので、暖かい目で見守ってもらえれば」
※ご覧の記事は、2023年08月24日 JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
記事参照元:上越妙高タウン情報