経験豊富な「海の男」が寄港  上越市のヨット愛好家がもてなし

 ヨット「うめぼし号」で日本海を航海している川崎市の増田潔さん(71)が27日、上越市の有間川フィッシャリーナに寄港し、同市のヨット愛好家らからもてなしを受けた。増田さんはその後、西に向かい、関門海峡を経由して岡山県に向かう予定。

有間川フィッシャリーナに到着した増田さん(右)と握手を交わす江塚さん

増田さんは柏崎から約5時間かけて有間川フィッシャリーナに到着。自作ヨット「Ezkism(エズキズム)号」を所有する同市の江塚勇さん(82)をはじめ、江塚さんのヨット製作に携わった仲間たちが出迎えた。江塚さんはパーツの一部を増田さんと同じヨット製造会社から供給してもらい、増田さんを知ってはいたが初対面。ヨットを降りた増田さんと握手を交わし、航海の話を聞いた。

増田さんは一年の半分を洋上で過ごす生活を約10年続けている。外洋の航海経験も長く、南太平洋やオーストラリア、エーゲ海、南アフリカでの航海で起きたトラブルや生活を披露。米国の寄港先でエンジンを積み替えた話には、多くの質問が寄せられていた。江塚さんは「別世界の住人に会ったような思いだ。貴重な話をゆっくり聞きたい」と話していた。
増田さんは「夏の日本海は静かでいいですね」と話していた。船名の「うめぼし」は、梅干しが健康効果に優れていることから「(生活も移動もヨット)一つで完結する」という意味を込めたものだという。

記事参照元:上越タイムス電子版

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