上越市出身デザイナーと娘の共著絵本「パンダのどすん」原画展 フルサットで10月30日まで
新潟県上越市出身でさいたま市在住のデザイナー、西村優美子さん(51)と娘の藍衣さん(13)による共著の絵本「パンダのどすん ボクのおきにいり」の原画展が、上越妙高駅西口のコワーキングスペース「フルサットアップス」で開かれている。2023年10月30日まで。観覧無料。
同書は、のんびり屋のパンダ「どすん」と、いたずら好きの犬「リンゾウ」の友情物語で、優美子さんが絵を、藍衣さんが話を手掛けている。2021年の絵本コンテスト「第7回絵本出版賞」で優秀賞を受賞し、昨年みらい出版社から出版された。
元々、優美子さんがどすんのイラストをSNSで発信していたところ、インスタグラムでつながっていたアメリカの書店から絵本制作の誘いがあり、詩や小説を書くことが好きだった藍衣さんに物語を依頼。初制作の絵本を「せっかくだから」と同コンテストに応募したところ、見事受賞したという。藍衣さんは「まさか出版されるとは思わずびっくり。友達にも『すごいね』と言われて、うれしさと恥ずかしさが半分ずつある」とはにかんだ。
原画展では、キュートなキャラクターたちをシンプルかつカラフルに描いた原画11枚を展示している。優美子さんは「大学から上越を離れていたので、戻って来られていい機会になった。ぜひどすんに会いに来てもらえたら」と話している。
時間は午前10時〜午後5時。10月21、22日は作者が来場し、22日午後2時からは絵本コーディネーター東條知美さんとのトークイベントが開かれるほか、どすんのイラストがプリントされたバッグやマグネットなどのグッズ販売、原画展のために描き下ろした上越妙高をイメージしたイラスト展示もある。また当日フルサットではマルシェやミニライブなどのイベントも開かれる。
会場がコワーキングスペースのため、利用予約のある場合は観覧できない。予約状況はフルサットのホームページで確認できる。
記事参照元:上越タウンジャーナル