避難所ペット受入れをスムーズに 上越動物愛護協会がスターターキット寄贈
災害時にペットの受け入れがスムーズに行えるよう、受入れに必要な物資などをまとめたスターターキットを新潟県上越動物愛護協会が26日(火)に上越市に寄贈しました。
これが寄贈されたスターターキットです。初動の際、どんな手順でペット同伴の避難者を受け付けるかが書かれた指示書や、掲示用のサイン、ペット用の食器やブルーシートなど、合わせて45点が入っています。
協会ではペット用品も、避難所に備えることが大切とし、このキットを参考に用具一式を各避難所に確保するよう呼び掛けています。
26日は、県上越動物愛護協会の会長などが上越市役所を訪れ、市環境部の中澤雅人部長に目録を手渡しました。
上越市環境部 中澤雅人部長
「戸惑うところがあったと実際聞いている。キットを参考に避難所の対応職員や町内会の防災役員の皆さんが迷うことなく対応できるような体制をはかれる」
新潟県上越動物愛護協会 白井和也 事務局長
「キット内にアクションカードが入っている。順番に見ると何をすればいいか分かる。避難所に一番にかけつけた飼い主がこのカードに従って動物同行避難をしていただけるキットになっている」
災害時はペットも一緒に避難することができます。1月1日に発生した能登半島地震では、上越市内125の指定避難所のうち48か所でペットの同伴避難がありました。内訳は、半数以上がイヌで、そのほかネコ、ウサギ、鳥などだったということです。
上越市環境政策課 石黒厚雄 課長
「施設の規模に応じてペットが一緒にいられる部屋が確保できる所もある。実際の場面では柔軟に対応したと聞いている。避難所では当日、慌てないように準備をしておくことが大事」
協会は、妙高市と糸魚川市にもそれぞれ1式ずつスターターキットを寄贈しています。
記事参照元:上越妙高タウン情報