上越市が試行 6カ月以上の未就園児対象 1時間単位で保育園利用可
上越市は1日から、市立保育園で「こども誰でも通園制度(仮称)」の試行を始めた。0歳6カ月から満3歳未満の未就園児が1時間単位で保育園を利用できる。
同制度は子どもの良質な成育環境整備などを目的としており、令和8年度からの本格実施に向けた試行が全国108自治体で予定されている。
対象は同市内に住所があり、0歳6カ月から満3歳未満で、保育園などに通っていない子ども。保護者の就労条件などは問わない。
試行となる本年度は利用上限を月10時間とし、1時間単位で利用可能。市立保育園の空き定員を利用し、園では在園児と一緒に保育を受ける。利用する園は固定されず、異なる複数の園の利用も可能となっている。
利用事由の要件はなく、保護者の就労やリフレッシュなどに加え、子どもが園や集団生活に慣れるためなども考えられるという。
利用料は1時間当たり300円。別途、給食代やおやつ代などがかかる場合がある。
利用希望者は事前に市に申請し、連絡カードの配布を受ける。利用の際は希望する園に電話などで直接連絡し、予約を行う。連絡カードは月ごとの利用状況や、園での子どもの様子などが記録される。
利用申請は申請書を記入し、電子メール、郵送、持参などで同市幼児保育課に申し込む。申請書は市ホームページからダウンロード可能。問い合わせは同課保育係(電025・520・5720)へ。
記事参照元:上越タイムス電子版