電気ミニカーを販売 今後シニアの街乗りに 太陽自動車工業

協業組合太陽自動車工業(上越市福橋、永島善樹理事長)は今後のシニア世代の街乗りに1人乗り電気ミニカーの取り扱いを始め、販売している。

製造・発売元はモービルジャパン(仙台市)。電動で最高速度は45キロ。家庭用コンセントで充電し、約8時間乗れる。原動機付きバイクに近い車体サイズで小回りが利き、スピードとパワーがある。3輪で転倒の危険性が少ない。普通自動車免許で運転でき、ヘルメットやシートベルトの装着義務はなく、車庫証明や車検は不要。

阿部禎弘営業部長(62)が、免許を返納する予定だった父親が通院や買い物などに利用できるようにと、社で取り扱いを検討。納品し父親に贈り、早速乗っているという。永島理事長(59)は「免許返納後の移動手段の確保はこれからの問題。まずは家の周りや交通量の少ない所で慣れてから公道を走ってほしい」と話している。

価格は諸費用込みで46万円。屋根付き3人乗りやカーブで車体が傾くタイプもある。問い合わせは太陽自動車工業(電025・543・5655)へ。

記事参照元:上越タイムス電子版