リズム合わせフラメンコ 上杉小などでアウトリーチ
上越文化会館(上越市新光町1)は毎年、学校や町内会などに演奏家を派遣するアウトリーチ(芸術普及事業)を行っている。本年度は5月から9月にかけて7組が出演する。4、5の両日はフラメンコの公演が同市内4カ所で行われた。
出演は踊りの鈴木眞澄さんら4人。コロナ禍前は毎年同館のアウトリーチに出演しており、5年ぶりの登場となった。三和区の上杉小(中嶋里子校長)など4カ所で公演した。
鈴木さんは「ギターと歌と踊りが一緒になった、スペインの民俗音楽。ロマ民族が迫害に負けず頑張る気持ちから生まれた」とフラメンコを分かりやすく説明し、「セビジャーナス」「アレグリアス」などの曲を披露。児童らは手拍子と足踏みでリズムに合わせた。
また振りを教わって最初は教職員、続いて児童が歌とギターに合わせて踊り、「オーレ」と声を合わせて締めくくった。6年の星野夏凜さんは「とても格好良く、近くで見られてうれしい」、松井優さんは「情熱的ですてきだった。フラメンコのように強い心を持ちたい」と話した。フラメンコ公演はほかに直江津南小、板倉小、雪のふるさと安塚で行われた。
記事参照元:上越タイムス電子版