イノシシ襲われ1人負傷、搬送 猟友会が付近で1頭駆除 三和区

上ぶたがある水路に入ったイノシシを追い出すため、わらでいぶす住民ら(12日午後4時過ぎ、三和区水吉)

12日午前11時30分ごろ、三和区水吉で住民1人が体長約1メートルのイノシシに襲われて足を負傷し、病院に搬送された。同所では午後5時前、イノシシ1頭が猟友会により駆除された。住民を襲った個体との関係は不明。同区では11日もイノシシに襲われ、2人がけがをしていた。

12日午後4時前、イノシシが町内の用水路で発見され、町内会と警察、同区総合事務所の職員らが猟銃を発砲できる地点まで追い立てた。爆竹を鳴らしたり、除雪機で雪を取り除いたりして追い立てようとしたが、イノシシはなかなか動かず。ようやくイノシシを水路の下流に追い出したところを、待ち構えていた猟友会員が駆除した。

駆除の様子を見守っていた水吉町内会長の板倉一雄さん(72)は「山から下りてきたイノシシと出くわし、大急ぎで近所の家の玄関に逃げた。イノシシは集団で行動するので、外を歩くときは注意したい」と話していた。

記事参照元:上越タイムス電子版