上越市石橋の「市民いこいの家」 温浴機能廃止「待った」 市の諮問に「支障あり」 直江津区地域協

上越市が本年度末まででの温浴機能廃止の方針を示している「市民いこいの家」(同市石橋)について、直江津区地域協議会(中澤武志会長)は18日、市の諮問を「支障あり」と答申することを決めた。市ではこの結果を踏まえてこれから検討、最終判断することになる。

 市は公の施設の適正配置計画に基づき、「温浴施設は民間事業者においても提供されている」として同施設の温浴機能を廃止し、高齢者の趣味活動などの場として利活用する考え。人口減少や施設老朽化に対応した維持管理を行う狙いがある。

 委員による諮問の採決は「支障あり」8人、「支障なし」8人で同数となったため、市条例に基づき議長(会長)の判断で「支障あり」と決した。

 中澤会長(78)は「(同施設の温浴機能が)ないと困るという人がいる。住民福祉、健康増進のためにも(市には)地域の声をくみ取ってほしい」と話した。

 同施設の温浴機能をめぐっては、市民団体「市民いこいの家を考える会」(阿部正義代表)が存続を求めて活動。昨年11月には署名1511筆分を市に提出している。

上越市が本年度末まででの温浴機能廃止の方針を示している「市民いこいの家」

記事参照元:タイムスLite

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