板倉区ゆるキャラ誕生「いたくらけいとです よろしくね」 魅力発信へ事業展開

板倉まちづくり振興会は板倉区をイメージしたゆるキャラを制作した。その名は「いたくらけいと」。地域の魅力を上越市内外に発信する「インフルエンサー」として、さまざまな事業を展開する予定でいる。

このほど誕生した板倉区のゆるキャラ「いたくらけいと」

◇おにぎりの妖精」「体はご飯、茶わんの帽子
同振興会は令和3年度、地域活動支援事業を活用し、同区の魅力発信を目的としたキャラクター制作に取り組んだ。デザイン原画は昨夏、板倉、豊原両小の全児童259人から募集。板倉中美術部の生徒が審査し、12作品を選んだ。
原画を基に、地元デザイナーがキャラクター2案を作成。児童による投票、美術部生徒の話し合いを経て3月9日、けいとが誕生した。
キャラクター設定は、コメが特産の同区にちなみ「おにぎりの妖精」。体はご飯で、茶わんの帽子をかぶり、温厚な性格で周りの人を幸せにする。
漢字表記は「板倉恵十」。名は同区ゆかりの偉人にあやかった。親鸞の妻で、同区で晩年を過ごしたとされる恵信尼と、沖縄県宮古島の人頭税廃止に尽力した中村十作から1字ずつ取った。
また同区を象徴するコメ、ソバ(の花)、ヨモギ、ヤマツツジ、芝桜、人、水、山、森、里といった「十の恵み」もモチーフになっている。
同振興会は今後、振興会発行の広報誌を「けいとタイムス」に変更する他、スクールバスのラッピング、関連グッズ製作などに取り組み、けいとの認知度向上に力を入れる。
なおイラストの使用料は無料で、規定に従い申請すれば使用可能となっている。
同振興会の中澤健一事務局長(67)は「板倉のありとあらゆることを、けいとを通じて発信していきたい。子どもたちが将来『自分たちが考えたんだよ』と誇れるような、長く愛されるキャラクターに育てたい」と意気込みを語った。

児童のデザイン画は昨年、展示会を開いた。郷土ゆかりの人物や特産品、名菓など、児童が抱く地域のイメージを感性豊かに表現した作品259点が寄せられた(昨年9月、板倉区米増のゑしんの里記念館)

 

記事参照元:タイムスLite

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