上越市に改良メダカ専門店「上越めだか」オープン 対面販売で「魅力広めたい」
新潟県上越市春日新田1の国道350号沿いに2023年4月、観賞用に品種改良された改良メダカの専門店「上越めだか」がオープンした。無人販売や委託販売が主流な上越地域で、「愛好家や飼育初心者の方と話をしながら、メダカを見て選んでほしい」と同所の自営業、川端雄一郎さん(47)が店舗を構え、仕事の傍ら日曜、祝日限定で営業する。
川端さんは10年以上前に当時小学生だった息子と一緒に飼い始めたメダカに魅せられ、8年ほど前からは自身で繁殖にも挑戦。同所で自動車運転代行業の「第一代行」を営む傍ら、2020年から会社敷地内でメダカの無人販売を開始した。昨年9月には上越、妙高両市のメダカ販売店と共に「上越地区改良めだか販売組合」を設立し、品質向上や放流防止の啓発活動にも取り組んでいる。
「お客さんから、買ったメダカが『たくさん卵を産んだよ』や『無事冬を越したよ』という声があるとうれしい」とやりがいを語る。販売会などのイベントで客と交流する中で、対面で販売できる店舗を持ちたいという思いが強まった。事務所として使用していた会社1階の24畳ほどのスペースを自身で改装し、念願のオープンを迎えた。
店内には川端さんが繁殖した個体や、県内外のブリーダーから仕入れたものなど、定番の赤や黒色の品種、ラメ入りなど多彩に常時20種類ほどがそろう。基本はペア売りで、ワンペア1000円から希少な品種は2万円と幅広く取り扱う。
品種についての解説や飼育に関する相談にも応える。川端さんは「特別な設備がなくてもバケツ一つあれば飼育できる。手軽さを魅力と思ってもらえるよう広めていきたい。気軽に通ってほしい」と話している。
住所は上越市春日新田1-19-2。日曜、祝日限定で、時間は午後1時〜同4時。4、5月のみ土曜も営業する。無人販売も続け、時間は平日と土曜が午後2時〜同9時、日曜祝日が午後2時〜同5時。いずれも営業は10月末頃までで、冬季は休業する。入荷状況などインスタグラムで発信している。問い合わせは川端さん080-1188-5186。
記事参照元:上越タウンジャーナル