環境美化活動が評価 県内唯一の全国善行表彰 上越高サッカー部

 上越高サッカー部がこのほど一般社団法人日本善行会から善行表彰を受けた。地域社会の環境美化奉仕活動が評価された。本年度の表彰は全国34団体、県内では唯一という。

日本善行会から善行表彰を受けた上越高サッカー部。中央が藤川監督

 同校サッカー部は元Jリーガーの藤川祐司監督(35)が就任して創部8年目。当初より地域のごみ拾いや町内の除雪、林泉寺や保阪邸など歴史的文化遺産での清掃活動を行っている。「サッカーの勝ち負けだけでなく、サッカーを通じて地域社会に貢献するというのが立ち上げからのコンセプト。人のために、地域のためにする活動がチームや選手の成長のために欠かせない。賞を頂き、より一層励みになる」と話す。
5月20日に東京・明治神宮で行われた日本善行会令和5年度春季特別善行表彰式に藤川監督が代表して出席した。

伊海央祐(いかい・おうすけ)主将(3年)は「これまで自分たちがやってきたことが評価されうれしい。これからの活動にも重みが出る」と喜び、来る県高校総体に向け「どこも強いが、応援してくださる方のためにも優勝を勝ち取りたい」と意気込む。
地元上越春日FC出身の馬場風雅選手(3年)は「この地でずっとサッカーをやってきたので、サッカーができる環境に感謝しながら、地域の方に認められ、応援されるチームになりたい」と話した。

◇上越、28日の3回戦から登場 県高校総体
上越高は現在選手、マネジャーを合わせて3学年で部員112人と、この8年で一大チームとなった。うち地域外や県外が約70人といい、来春には人工芝グラウンドの西側に寮が完成する予定。
開会中の県高校総体ではシードされ、28日の3回戦から登場する。現在、県U―18・1部リーグで開幕5連勝中と勢いに乗っている。過去最高は令和3年度の全国高校選手権県予選のベスト4。

県高校総体に向け練習するメンバー(26日)

記事参照元:タイムスLite

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