〈動画あり〉4年ぶり行事に5000人 陸自高田駐屯地創設73周年 観覧部隊行進に拍手

陸上自衛隊高田駐屯地の創設73周年記念行事が28日、上越市南城町3の同所で開かれた。コロナ禍での規模縮小や中止を挟み、4年ぶりに例年通りの規模で実施した。一般開放された駐屯地での模擬戦闘訓練や装備品展示、露店などに約5000人(同駐屯地発表)が来場した。

4年ぶりの行事に5000人が来場。最新の車両なども参加し、観客から拍手が起こった

 昭和25年11月に前身である警察予備隊として、同地に開設されて73年。毎年4月に行っているが、今年は1カ月遅れで実施した。
記念式典に先立ち、4月に宮古島付近で発生したヘリ墜落事故により死去した元高田駐屯地司令の庭田徹1等陸佐を悼み、1分間の黙とうがささげられた。
高田駐屯地司令兼第5施設群長の萩森泰聡1等陸佐は執行者式辞で、「地域の皆さまから信頼いただけるよう、精強な部隊の育成に向け、地道な努力を実践していく」と述べるとともに、雪害における災害派遣で陣頭指揮を執った庭田元司令に敬意を表し、隊員一人一人に「危険を顧みず、身をもって職務を完遂するという言葉の重みを心に刻んでもらいたい」と訓示した。
式辞後は、音楽隊に続いて観覧部隊が行進。駐屯する隊員291人、車両50両が参加し、観客から拍手が送られた。訓練展示では、敵陣攻略を想定した訓練を実施。偵察、段階を踏んだ攻撃や迅速な展開、対応などを披露した。

記念行事の模様はこちらから

記事参照元:タイムスLite

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