「なおえつ うみまちアート」の作品 丸太で夕日にアクセント 船見公園の砂浜に設置 日時計をイメージ

13本の丸太を砂浜に埋め、「水平線の記憶」の設置作業が進む
海浜公園の松林は向かいにある直江津中の美術部がビニールテープでアートに

上越市直江津地区で19日から9月10日まで開かれる「なおえつ うみまちアート」のアート作品「水平線の記憶」が8日、同市の船見公園の砂浜に設置された。日本海の夕日を際立たせる13本の丸太が、直江津のアートイベントを象徴するように立てられた。

3年目を迎えた同イベントは直江津屋台会館、エルマール、ライオン像のある館などを中心に、アート作品の展示やワークショップ、マルシェ、まち歩きなどのイベントを計画。アートで街の活性化を進めていく。

水平線の記憶は高さ2・5メートルの丸太が中心。周囲に高さ1メートル、1・5メートル、2メートルの丸太を円状に設置して日時計をイメージしている。設置場所は会期中の日の入りの角度を考慮し、光と影の幻想的な空間を作り出す。くびき野森林組合、高舘組の協力で行われた。

重機によって丸太が埋め込まれていくと、作業を見守った同イベントの実行委員から「青空との組み合わせもいい」と声が上がった。実行委員会のアートチームに所属する宮崎英俊小林古径記念美術館館長は「自然の風景や夕日はもともと魅力があるが、何かを加えることで楽しみが増える。この夏の楽しみを見つけてもらえれば」と話した。

また、同市西本町4の海浜公園では7日、同市立直江津中の美術部が作品制作を行った。砂防のため公園に植えられている松林に、青をベースに白、緑、紫のビニールテープを巻き付けた。海からの強風を長年受けて斜めに生える松が、ビニールテープによって存在感を強めている。

記事参照元:上越タイムス電子版

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