県開発ブランド米「新之助」収穫量 例年の3分の1ほどに
県が開発したブランド米「新之助」の収穫が上越市の山あいで行われていますが、この夏の渇水の影響で収穫量が例年の3分の1ほどに落ち込んでいるということです。
上越市牧区の農家、中川卓夫さんの3ヘクタールの田んぼでは、県が開発したブランド米「新之助」を育てていて、2日から収穫が始まりました。
田んぼは山あいにあり、用水を雨水に頼る天水田ですが、この夏の渇水の影響で十分な水が確保できず、穂が出なかったり、実がならなかったりする稲があり、収穫量が例年に比べ3分の1ほどに落ち込んでいるということです。
「新之助」として出荷するためには、見た目の評価がもっとも高い「1等米」である必要があり、中川さんは、米粒の大きさや色などが基準にあうものを機械で選別していますが、収穫量が落ち込む中、出荷量が大きく減ることを懸念しています。
中川さんは「『新之助』は高温に強いということで、水が少なくなると思われる田んぼに植えていたので、いちばん渇水の被害にあっています。品質も例年に比べて悪く「1等米」の評価を受けるため選別機にかけるので出荷量も少なくなってしまいます」と話していました。
記事参照元:NHK