金工作家、宮田亮平さんのイルカ作品と生きたイルカ初コラボ 上越市のうみがたりで

新潟県佐渡市出身で元文化庁長官、本年度の文化功労者に選ばれた金工作家、宮田亮平さん(78)の作品が、2023年10月21日から上越市五智2の市立水族博物館「うみがたり」に展示されている。代表作「シュプリンゲン」シリーズなど飛翔するイルカをモチーフにした作品と、プールを泳ぐイルカの初コラボレーションを鑑賞できる貴重な機会だ。

イルカホールに展示された宮田さんの作品「日輪」とイルカ

佐渡に伝わる蝋型鋳金作家の2代目宮田藍堂の三男として生まれた宮田さんは、金属をたたいて成形する「鍛金」が専門。東京芸術大学受験のために乗船したフェリーの甲板から佐渡海峡を泳ぐイルカの群れを見たことが、世界的にも知られるシュプリンゲンシリーズ誕生のきっかけとなった。

芸大学長や文化庁長官を歴任し、現在は日展理事長を務める。日本芸術院会員。上越とのゆかりもあり、新潟大学教育学部高田分校芸能科や上越教育大学で非常勤講師を務めた。

シュプリンゲン 躍―2

作品展は同館と小林古径記念美術館(本城町2)の共催。「シュプリンゲンー飛翔 宮田亮平の世界展」と題し、大小7点がイルカパフォーマンスが行われるイルカスタジアムの下部にありイルカが水中で泳ぐ様子を観察できるイルカホールに展示されている。波間を泳ぐイルカの造形美を追及した宮田作品と、実際に水中を泳ぐイルカの姿を同時に鑑賞できる。

シュプリンゲン(2011)
ファミリエ
自身の作品越しにイルカを眺める宮田さん

22日、同館を訪れた宮田さんは展示された自身の作品越しに悠々と泳ぐイルカを見学し、何度も「これはいいねぇ」と声を上げた。この日はイルカスタジアムでトークショーも開かれ、宮田さんは「絶対に本物の(イルカの)方がいい、負けると思って、ここに来るまでドキドキでした。」と振り返った。また「こういう風にやりたいなと思った時にはあらゆる手法を使う。そうすると、自分のやりたいことができる」と創作活動に対する思いを語った。

悠々と泳ぐイルカを背に語る宮田さん(左)

宮田さんの作品は、連携企画として小林古径記念美術館内にも6点が展示されている。また期間中、両館で入館料の相互割引を実施している。

記事参照元:上越タウンジャーナル

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

10 − 9 =