フリースクールを兼ねたハンドメイドショップ 上越市本町にオープン
不登校の子どもたちを受け入れるフリースクールを兼ねたハンドメイドショップが、上越市本町4丁目にオープンしました。店では子どもたちや障害のある人たちが作ったアクセサリーなどを展示販売していて、子どもたちに制作や販売を体験してもらうことで自立支援につなげたいとしています。
フリースクールを兼ねた「ハンドメイドショップここはれて」です。上越市高田本町商店街の一画にオープンしました。
店内には、不登校の子どもたちが好きな時間に訪れ、工作をしたりカードゲームを楽しんだり自由に過ごせるスペースがあるほか、子どもたちや福祉施設の利用者などが手作りしたアクセサリーやキーホルダーの展示スペースがあり、販売もしています。
店を運営しているのは、NPO法人「体験型フリースクール ここはれて」の代表 松岡江利子さんです。松岡さんは、自身も不登校の子どもがいることから、子どもたちが安心して過ごせる場所を作ろうと、今年3月にNPOを立ち上げ、9月に店をオープンしました。
松岡江利子さん
「不登校の娘を持つ親として寄り添える、皆さんの心も理解できる。『分かるよ』と言葉をかけてもらうだけでずいぶんと違う。そういうことをやってあげたい」
フリースクールには、現在不登校の小学生と中学生が通っています。ただ居場所を提供するだけでなく、ハンドメイド作品の販売などさまざまな体験を通して、子どもたちの成長や自立を促したい考えです。
松岡江利子さん
「最初は心に傷を負っている子どもが多く、表情が暗い。そこを癒やすためにも、心のケアを第一に考えている。やる気が出たときに学習に結び付けられるように」
フリースクールは入会金1万1000円を払えば、入会後は1時間200円で利用できます。保護者が一緒に通うことも可能で、この場合別途料金はかかりません。
店では現在展示販売するハンドメイド作品を募集しています。作品の売上の10パーセントを手数料として、店舗の運営や子どもたちの活動費にあてるということです。
松岡江利子さん
「この空気館を壊さないことが大事。皆さんがいたいと思ってもらえる場所を提供し続けたい」
店の営業は火曜日から土曜日の午前10時から午後2時までです。詳しくは「ハンドメイドSHOPここはれて」のインスタグラムをご覧ください。
記事参照元:上越妙高タウン情報