てがみのお店littera(リッテラ) 豊かで幸せな時間を 上越市東本町2・たてよこ書店内に3月3日オープン 「手紙を書く体験」提供

落ち着いて手紙を書くことができる店内。手紙を書くための文房具は用意されている

上越市東本町2の古書店「たてよこ書店」内に3月3日、手紙をテーマにした店「てがみのお店littera(リッテラ)」がオープンする。同店は筆記用具や便箋などの文房具、手紙を書く場所、時間といった「手紙を書くために必要な一式」がそろう。

同店店主の堀田滉樹さん(23)は「手紙を書くことで送る相手を思い、また自身の日常を振り返る、そんな豊かで幸せな時間と空間を提供できれば」との願いを込める。

東京都在住の堀田さんは東京と上越の2拠点生活を続けながら、同書店の建物全体を活用した「小さな複合施設化」を目指して事業を進めている。

リッテラのコンセプトは「想(おも)う、書く。そして伝える。」で、手紙を書く体験を提供する店。店名は文字や手紙を意味するラテン語から名付けた。

店内は畳敷きで座卓が置かれた和室、家具職人が製作した机と椅子の置かれた洋室の2間続き。滞在時間は1人当たりおおよそ1~2時間を想定する。

本格的な気分を味わってもらいたいと、ろうで封をするシーリングスタンプ(封ろう)を用意。

また、バーで日本酒と一緒に手紙を渡せたり、相手のイメージに合ったオリジナルブーケを贈れたりするサプライズプラン、未来の自身や子どもに渡すための長期保管といった提案も請け負う。

堀田さんは「自身がゆったりと充実した時間を楽しむことができれば、ほかの誰かにも分けてあげたくなる。そんな幸せの好循環を生み出せたらうれしい」と話している。

店内に掲げられた看板を見詰める店主の堀田さん

◇3、4日に無料体験会

オープンに先立ち今月3、4の両日午前10時から午後8時(4日は午後6時)まで、無料体験会を開く。予約はインスタグラムのDMで、来店日時と人数を伝える。または堀田さん(電090・5423・4688)へ。