不正取得した他人名義のマイナンバーカードで口座開設、携帯契約など 上越市53歳無職男

上越警察署と警察本部サイバー犯罪対策課は2024年1月19日までに、マイナンバー法違反などで逮捕、起訴されている新潟県上越市岩木の無職、池田充孝容疑者(53)の余罪捜査を終結したと発表した。不正取得した他人名義のマイナンバーカードで口座開設や携帯電話を契約するなど計6件が判明した。

池田容疑者は、以前同市に住んでいた同年代の知人男性名義の申請書IDを使ってマイナンバーカードを不正に取得したとして、昨年9月26日にマイナンバー法違反の疑いで、その後の捜査で不正取得したマイナンバーカードで他人になりすまし、市の臨時特別給付金などを不正受給していたとして、10月19日に詐欺などの疑いで逮捕されている。

余罪捜査の過程で新たに、マイナンバーカードを使って他人名義の二つの口座とクレジットカード1枚を作ったほか、名義人の住民票を不正に変更し取得、氏名を偽って携帯電話を契約するなど計6件が明らかになり、新潟地方検察庁高田支部に送致された。

同署によると、池田容疑者は調べに対し「金に困っていて、自分の名前ではできないことをしたかった」といった趣旨の供述をしているという。

記事参照元:上越タウンジャーナル