通年観光計画「説明不十分、理解得られていない」 上越市議会が全会一致で付帯決議

上越市議会は3月定例会最終日の2024年3月22日、中川幹太市長の看板公約である通年観光計画について、市民の意見反映や市民への説明が不十分だとして、市民の理解を得るよう求める付帯決議を全会一致で可決した。

7年間で49億円の事業費を見込む通年観光計画の2024年度当初予算額は8661万円。春日山城跡の杉の伐採や直江津屋台会館の活用策を探る社会実験をはじめ、重点エリア(春日山、直江津、高田)の個別の計画を策定するとしてる。

本会議で新年度予算案が賛成多数で可決された後、提案者の安田佳世議員が主旨を説明した。「この計画は、市民や地域の事業者、団体等の意見の反映や説明が不十分であり、理解は得られていない状況にある」とした上で、予算執行にあたり、市民の意見の反映と十分な説明、市民の理解を得ることなどを求めた。

付帯決議について提案説明する安田佳世議員

記事参照元:上越タウンジャーナル