地元密着 相続・遺言 相談を 地域あってこその業務 NPO法人ゆかり相続サポート・上越

設立されたNPO法人ゆかり相続サポート・上越のメンバー

相続や遺言などの悩みや相談などに対応するNPO法人「ゆかり相続サポート・上越」(荒木新・理事長)が設立され、1日から業務を開始している。「家族と地域のカタチを守ります」とし、地元密着の業務に当たる。

もともと上越市内で相続などの相談業務を行っていたが、M&A(企業の合併・買収)で大都市拠点の税理士法人に吸収されたこともあり、「田舎は地域や人のつながりが強い。地域があってこそ業務ができる」と、地域性を打ち出し〝独立〟することになった。

相続や遺言、年金、保険などに関する手続き、相談、セミナーなどを行う。障害のある子の「親なきあと」の対策にも応じる。多岐にわたる手続きや準備を窓口一本で受け付け、橋渡しする。また、遺産を地元や地域の法人、団体、施設などに寄付する遺贈寄付の相談や依頼が増えているといい、それらにも対応している。スタッフは現在、行政書士、税理士、相談員ら5人。

荒木理事長(48)は「何をどうしたらいいのか、どこに相談したらいいのか分からずに戸惑っている方も多いのでは。お悩みを解決すべく、組織を立ち上げましたので、気軽にお声かけください」と話している。

事務所所在地は上越市下門前1705、オフィスケイコム2階。受け付けは月~土曜日午前9時から午後5時30分まで。電話025・512・9618。

記事参照元:上越タイムス電子版