花見客が全国各地に分散? 高田城址公園観桜会の来場者は41万8000人 昨年よりわずか8000人の増加
新潟県上越市の上越観光コンベンション協会などは2024年4月16日、高田城址公園で3月29日〜4月14日に開催された「第99回高田城址公園観桜会」について、入り込みが41万8000人だったと発表した。コロナ禍前の規模での開催となったが、昨年の41万人に比べわずか8000人の増加となった。
今年は4月5日、園内の桜の開花が宣言され、3日後の8日に満開となった。開花は昨年より11日、満開は昨年より10日、それぞれ遅かった。
新型コロナウイルスの5類移行後初めての開催となり、会場内での食べ歩き、飲み歩きが再開されるなど、飲食の制限がなくなったほか、昨年は県内の事業者のみの限定出店だった露店が全国から出店可能となり、約220店が並んだ。前年から来場者が8000人しか増加しなかったことについて、同協会は「桜の開花のタイミングが全国各地で重なり、来場者が各地に分散化したのでは」などと話している。
会期中はオープニング花火の打ち上げ、ぼんぼりの点灯、高田城三重櫓やさくらロードのライトアップ、陸上自衛隊高田駐屯地のパレード、さくらステージをオーレンプラザで初めて開催するなど、会期中は様々なイベントが行われた。
過去5年の入り込みで最も多かったのは2019年の120万5000人。過去最高は北陸新幹線が開業した2015年の133万2000人。
記事参照元:上越タウンジャーナル