コース駆けるマシンに歓声 企業対抗戦などに多くの人 OGミニ四駆大会イオンカップ

12メートルの直線など今回はスピード重視のコース設計。会場の吹き抜けは2階までギャラリーがいっぱい

第3回OGミニ四駆大会イオンカップ(同実行委員会主催)が29日、上越市富岡のイオン上越店で開かれた。3部門で熱戦が行われ、全長約68メートルのコースを駆けるマシンを見ようと多くの人が訪れた。

大会はジュニアクラス(中学生以下)、レギュラークラス(高校生以上)、企業対抗戦ごとに行われた。大会の特色でもある企業対抗戦には上越地域の5社6チームから21台が出場。今回は1チーム3台の団体戦で、コースを3周して速い方が勝ち抜き。敗者復活戦を経ての同じ社同士の試合や、ダブルコースアウトからのドローなど、劇的な試合展開もあり、観客から拍手が次々に起こった。

上位3チームとマシン。ジョーサンが2連覇を達成した

優勝はジョーサン(上越市高土町3)で、前回大会に続く勝利に沸いた。チームリーダーの亀屋隼人さん(39)によると、同社では有志でミニ四駆を製作していて、今回は各課をまたいでチームを結成。社員や会長も応援に訪れた。「スピードやバランスを求めたのもそうだが、楽しく仲良くできたことが勝因。優勝も大事だが、会社が一丸となって頑張ること、いろいろな人に体験してもらうことを大切にしたい」と話した。

庄山武志実行委員長は「会社から市民までがものづくりの楽しさを知り、交流できる場としてこれからも続けていきたい」と話した。

企業対抗戦の上位結果は次の通り。

(1)ジョーサン(2)東光クリエートB(3)新潟精密

記事参照元:上越タイムス電子版