上越市の14小中学校で給食のご飯提供不能に 本町2の火災で炊飯業者が被害 再開見通し立たず

新潟県上越市によると、2024年10月19日に同市本町2で6棟が全焼した火災で、学校給食の炊飯を委託する事業所が延焼被害を受け、14の市立小中学校でご飯が提供できない状態が続いている。火災発生から明日11月2日で2週間となるが、1日現在で再開の見通しは立っておらず、児童生徒2520人が各家庭からご飯を持参している。

被害を受けた事業所など

被害を受けた事業所は旧市内の小学校10校と中学校4校に、教職員を合わせると2904人分のご飯を納めていた。作業所が全焼し、ご飯を入れる容器や保温箱、炊飯設備などのほか、市が一括調達し、事業所で保管していた10月21〜31日の間に使用予定だった米も燃えた。

市教育委員会は火災の翌20日、保護者にメールで被害状況を伝え、パンや麺の日を除き、主食の持参を依頼した。今後の給食費はご飯分を引いて請求し、10月分に関しては後日精算を予定している。

提供再開に向け、市教委では他の委託業者らと協議するなどしているが、時期の見通しは立っていないという。「一日でも早く再開できるよう協議を進める」としている。

記事参照元:上越タウンジャーナル