農業鑑定競技会 上野千夏さん最優秀賞 高田農高3年連続全国1位獲得
県立高田農業高生物資源科3年の上野千夏さんは、10月23、24の両日に岩手県花巻市で開かれた日本学校農業クラブ全国大会農業鑑定競技会で、作物分野の最優秀賞を受賞した。同校から3年連続で最優秀賞を獲得する快挙となった。
全国大会は全国の農業高校などに設置されている農業クラブが参加。農業鑑定競技会は畜産、食品、農業土木など10分野で行われ、分野に対する知識を競う。
昨年度までの農業分野が今回から作物分野と野菜分野に分離。作物分野は稲や麦などの穀類やイモ類、イグサなどの繊維作物など、野菜以外の農作物を広く取り扱う。上野さんは新分野の初代チャンピオンとなった。
上野さんは昨年度も出場し、農業分野で優秀賞となっていた。今回は分野が独立したため、暗記カードなどを教員と一緒に制作。放課後などを利用して勉強した。
最優秀賞に「すごくうれしかったし、安心した。先輩たちが2年連続で最優秀賞だったのはプレッシャーもあったが、やる気にもつながった」と話す。
卒業後の進路は農業大学校で稲作を学ぶことを志望している。「将来の就農に(学んだ知識を)生かしていきたい」と上野さんは話した。
同校からは8人が農業鑑定競技会に、3人チーム1組が平板測量競技会に出場。農業鑑定競技会は上野さんのほか5人が優秀賞を受賞。平板測量競技会も優秀賞を受賞した。
記事参照元:上越タイムス電子版