守備でリズム、足絡め攻撃 直江津JBC結成5年目 初の全国 CBS少年軟式野球学童新人大会

八坂神社で必勝祈願後、全国大会に出場する直江津JBCメンバー(チーム提供)

上越学童野球連盟所属の直江津ジュニアベースボールクラブ(JBC)は29、30の両日、愛知県知多郡で行われる全国大会「第8回CBS少年軟式野球学童新人大会」に初出場する。直江津地区の複数チームが合併し現チームとなり5年目で初の全国舞台。上位進出を見据え、冬期間も練習に励んできた。

チームは発足当初から「感謝・全力・笑顔」をスローガンに掲げる。昨秋の上越ヤクルト杯新人戦で優勝、その後の県大会を経て全国大会に初出場が決まった。冬の間は体育館などを中心に、今月中旬から屋外のグラウンドで練習し、急ピッチで仕上げている。

練習で投げ込む直江津JBC・霜越投手

現在5小学校から1~5年生21人で構成。保坂崇矩監督(39)は「昨年から出ている選手が多く、試合経験が豊富」と話す。絶対的なエースと評する霜越叶大(かなた)投手(直江津南小5年)を軸に守備からリズムをつくり、足を絡めて得点する。1人3ポジションできるように競争を高めている。

守屋琉冴(りゅうが)主将(直江津小5年)は「守備と攻撃のバランスをしっかりと、点を取って勝ちたい。強豪チームと試合ができるうれしさを感じ、今後に生かしたい」と意気込む。霜越投手は「球速を生かして、三振を取りたい。全国のレベルは分からないけど、自分の力を出して優勝までいきたい」と大きな目標を掲げる。

大会には全国各地から代表が出場し、まず予選リーグで争い、各ブロック1位が決勝トーナメントに進出する。保坂監督は「全国のチームに食らいつき、いい経験を積んできたい」とメンバーの成長を期待している。

練習中、保坂監督(手前、背中)の指示を聞くメンバー

記事参照元:上越タイムス電子版